SAP, MicroSoft, MacroMedia, and Siemens...
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000047623,20083205,00.htm
ビジネスソフトウェア大手のSAPは米国時間26日、コペンハーゲンで開催された顧客向けカンファレンスにおいて、複数企業との提携拡大や新製品計画に関する詳細を発表した。
これらの発表の中で最も注目を集めたのは、SAPがMicrosoftと共同で、SAPのビジネス管理システムとMicrosoftの「Office」スイートをより緊密に連携させるためのソフトウェアを開発し、マーケティングを行うことになったという発表だろう。既報の通り、この取り組み(開発コード名「Mendocino」)は両社にとって、ともに新製品を開発する初めての機会となる。
例えば、SAPアプリケーションを使用しているユーザーは、「Microsoft Excel」で作成したスプレッドシートを読み込んで、その情報をMicrosoftの電子フォームシステム「InfoPath」を用いて送信することが可能になると、SAPは述べている。
ほほぅ。業務に精通されたシニアなエンドユーザー*1はたいてい、かなりのExcel好きだったりするので、これはエンドユーザーへのアピールになりますね〜。
CNETのニュースでは触れられていませんが
http://webcasting.fmpmedia.com/templatefiles/template99/SAPPHIRE_PK_HK_07.ppt
PowerPointのピッチを見ると、MacroMediaとの提携もするみたいですね。
SAP and Macromedia Advance Usability of Enterprise Software
- Close Collaboration yields rich, intuitive business applications that increase productivity, reduce training costs and extend use of existing software investments
- SAP and Macromedia are working to embed the Macromedia Flex application framework in SAP NetWeaver to enable companies to create rich interfaces for SAP solutions, including customer-facing Internet applications
SAPとMacromediaはエンタープライズ・ソフトウェアの使い勝手を改善する
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- 緊密なコラボレーションによって、機能が豊富で直感的に使え、生産性を上げ、コストを削減し、既存のソフトウェア資産を活用させる、ビジネス・アプリケーションを生み出す。
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- SAPとMacromediaはMacromediaのFlex アプリケーション・フレームワークをSAP NetWeaverの中に取り入れ、企業がSAPソリューション用にリッチなインターフェイスを作成することを可能にします。
ということですが、これも非常に興味深いですね。
MacroMediaのFlexについては以下を参照
http://www.macromedia.com/jp/software/flex/
基本的にERP系の基幹アプリケーションのUIは大体自分のところで作ったproprietaryなツールをベースに作るか、PeopleSoftみたいにひたすらブラウザでって感じでしたが、MacroMediaのFlexがUIに使えるとなるとやはり差別化になるように思えます。
後、このPower Pointで目立つのは、SOA (services-oriented architecture
)への対応ですね。ESA(Enterprise Services Architecture)というのがSAPの提唱する最新の英語3文字系のようですね。