産みの苦しみ/非連続的なアイデア
もうIT関連の仕事を始めてから8年目になりますが、最近気づいたことが一つ。それは既に方向性が決まっていて、後はやるだけということについてはそれなりに結果が出せるようになってきたが、その一方で何も無いところから自分でアイデアを出して新たな仕組みや製品やサービスを作りだす力がついてないという点。
基本的に小職が勤務しているのが外資系の会社なので、製品やコンセプトやアイデアや方向性はU.S本社から落ちてきて、それを一生懸命キャッチアップして、実践するということの繰り返しでした。職種によっては自分達で仕組みを作ったり、企画したりしている人たちも若干はいるみたいなのですが、残念ながら小職はそういった経験をすることが少なかったです。
Eurohope氏の
http://www.eurohope.com/kio/archives/001025.html
のエントリーにもあるように0(ゼロ)から1(イチ)への産みの苦しみは相当なもので、おそらく1(イチ)を10(ジュウ)にするのとは別格な苦悩でしょう。
はてなの近藤氏は、これを”非連続的”という概念として捕らえています。
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20050809
この”産みの苦しみ”や”非連続的”なアイデアを実現するには、頭の柔軟性が肝なんだと思います。
日ごろ、同じ思考法(頭の使い方)でroutineのように仕事をしてしまうと、どうしてもモノの捕らえ方が偏ってしまって、いいアイデアや非連続なアイデアが出にくくなりますよね。人間の脳はどうしても自分が身につけた「常識」に縛られがちになり、思考停止に陥ってしまいがちです。
ここ2年ほど開発をやった際はいろいろ工夫をして頭使うことも多かったのですが、残念ながらまた決まったことを黙々とこなす系に逆戻りです。