Artesa Vineyards and Winery - Napa Valley

先週のメモリアルデーの連休に、ナパのArtesaというワイナリに行ってきた。Artesaで唯一の日本人Winemakerとして働いているNさんガイドによるプライベートツアーに参加するためであった。ちなみに、Winemakerは、IT業界における”エンジニア”と同様に、ワイン業界の職種の一つである。

Wikipediaによると、、

http://en.wikipedia.org/wiki/Winemaking#Winemakers

Winemakers

A winemaker or vintner is a person engaged in making wine. They are generally employed by wineries or wine companies, where their work includes:

* Cooperating with viticulturists
* Monitoring the maturity of grapes to ensure their quality and to determine the correct time for harvest
* Crushing and pressing grapes
* Monitoring the settling of juice and the fermentation of grape material
* Filtering the wine to remove remaining solids
* Testing the quality of wine by tasting
* Placing filtered wine in casks or tanks for storage and maturation
* Preparing plans for bottling wine once it has matured
* Making sure that quality is maintained when the wine is bottled[4]

Today, these duties require an increasing amount of scientific knowledge, since laboratory tests are gradually supplementing or replacing traditional methods. Hence the vast majority of winemakers have, or are studying for, a Bachelor of Science degree (or similar) majoring in oenology. Winemakers can also be referred to as oenologists as they study oenology - the science of wine.

ざっと訳してみると、、(訳の正確性に責任は負わず。あしからず。)

ワインメーカ(またはヴィンター)は、ワイン作りに従事する人のことを言う。ワインメーカはたいていワイナリーやワイン会社で雇用されている。そしてワインメーカーの仕事は以下の項目を含む。

  • ブドウ栽培者との協業
  • 品質を確保するために、ブドウの成長具合をチェックし、ブドウの適切な収穫時期を決める
  • ブドウの圧搾
  • ブドウジュースの前清澄(不溶成分を沈殿させて上澄みだけ発酵させる)、及びブドウの発酵の監視、
  • 残った固形物の除去するためのワインのフィルタリング
  • ワインの品質をテイスティングでテスト
  • 貯蔵・熟成させるため、フィルターしたワインをたるやタンクに移す
  • 熟成後のボトル詰めのプラン作成
  • ボトル詰めされる際の品質の保証

今日では、従来の伝統的な方法に加え、ラボ(実験室)での検査が段々増えてきている。(また、ラボでのテストが伝統的な方法を置き換えてしまうこともある)。こうした理由によって、ワインメーカの職務は多くの科学的な知識を必要とする。そこで、ワインメーカの大多数はoenology(ワイン醸造学)の学位(もしくは似たような学位)を持っている(勉強したことがある)。ワインメーカは、ワイン醸造学(ワインの科学)を勉強しているので、oenologistsと呼ばれることもある。

と、ワイン作りは科学を駆使し、時間をかけて作品(ワイン)を作り上げる仕事となっている。ちなみに、今回ツアーガイドをしてくださったNさんもUC Davisという大学でワイン作りの科学を勉強された後、ワイナリーに就職されたとのこと。また、Wikiには書いてないが、ワインの味を決めるのもWinemakerの大きな仕事の一つだそうだ。味はワインのベースとなる品種にいくつか別に品種をブレンドして決めるそうだが、そのブレンドがWinemakerの腕の見せ所。最終的にどんな味にするかはWinemaker同士で、各自のブレンドをブラインド・テイスティングをしてお互い納得してから決めることもあるそうだ。

さて、ワイン作りの裏側ということで、普段のツアーでは見れないものをいくつか見学できた。

まずは、樽に入れて熟成中ワイン。ちなみに、ここではグレゴリオ聖歌のような音楽が流れていた。特に科学的な根拠はないようだが、ワインの熟成にいい影響があるとかないとか。。

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こちらはワインを貯蔵するタンク。温度がきっちり管理されている。

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まだ熟成中のスパークリングワイン(まだそんなにシュワシュワしていない)をテイスティングする参加者達。

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Wikiの記事にもあるように、こちらのワイナリーもラボ(実験室)がある。

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ワイン作りは自然を相手にした仕事だけあって、時間もかかるし、なかなか思った通りに行かないそうだ。奥が深い。。
なかなか楽しい大人の社会科見学であった!