アメリカの図書館がかなりいけてる件
家の近所に図書館"Redwood Shores Redwood City Public Library"が9月にオープンした。
毎日通勤で目の前は通っていたが、先日ようやく中に入ってみた。
開放的で外からの光も程よく入ってくる。
で、行ってみて感心した点が4点ほど
- 無料Wi-Fiが利用可能
これはすばらしい! VPN使えば図書館で仕事することも可能。
- 日本語の本が充実
この近辺はあまり日本人は多く住んでいないはずだが、日本語の本がかなり充実している。International Languagesコーナーを覗いてみると
2008年大河ドラマ「篤姫」の原作や関連本、クドカン脚本で話題になった「流星の絆」、
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- 作者: 劇団ひとり
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といったかなりミーハーなラインアップ。ミステリーやビジネス書も充実していて、ここシリコンベレーをベースに活躍されている、梅田望夫さんの「ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く! 」
- 作者: 梅田望夫
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もあった。日本語セクションはいったい誰が選んだのだろうか?かなり日本通でないと選べないラインアップなので、気になるところである。ちなみに、これならわざわざSan Joseの紀伊国屋に日本語の本を買いに行く必要がないかも。
シリコンバレーという場所がらか、インド人向けのヒンドゥ語の本も充実。
- 貸し出しシステムの完全セルフサービス化
貸し出しは完全にセルフサービス化されている。スーパーマーケットのレジにあるバーコードスキャナーのようなものが何台か置いてあるので、そこで各自本についているバーコードをスキャンする。labor(労務費)が高いベイエリアだけあって、図書館運用コスト削減にもきっと貢献しているはず。
本のバーコードをスキャンするだけ。
返却日が近づくと、図書カードを作る際に登録したメールアドレスにリマインダーメールが届く。便利。ちなみに、本は3週間まで借りられる。
- 学習スペース
この図書館は学習スペースも充実している。個人で調べ物をするためのパソコンもかなりの台数が設置されており、図書カードを持っているば利用可能。グループスタディー用の部屋も何部屋かある。さらに特筆すべきは、子供向けの読書会用スペース。STORY TELLINGと書かれた「お話し会」専用の部屋があり、内装から小物まできっちり子供の興味を惹くようなつくりになっている。
こういう税金の使い方はすばらしいと思う。