ヒューマン2.0 - QA(質疑応答)編

先日の

http://d.hatena.ne.jp/hidekoji/20061224

のエントリで述べた以下の疑問に対して、

ただ、「6 人生とお金」の部分で、シリコンバレーの給料は高いという記述があったが、(例えばスタッフ・エンジニアで$115,000)この数値は平均値かもしれないが、分散はかなり大きいのでは?というのがここ最近自分が見聞きしたリアルな経験からの感想。

筆者の渡辺千賀さん御本人から以下のコメントを頂きました!

『筆者です。読んでいただいてthank youです。シリコンバレーの給与ですが、周囲に再確認したところ、現状のon going相場は私の書いた数字よりさらに1割位アップ、Yahoo, Googleあたりはさらに上乗せすることも、てな状況とのことです。本にも書きましたが、ネゴベタの日本人は、シリコンバレーでも(当地では信じられないくらい)低い給料で働いていることが多々あるので、気をつけてくださいませね。』

なお、ヒューマン2.0の中で、シリコンバレーの現地企業で働く日本人の平均について

きちんと調べたことは無いが、シリコンバレーの現地企業で働く日本人の平均は、ここから20〜40%低そう。昇給交渉、転職の際の条件交渉といったネゴが苦手の人が多いため。うーむ・・・・・・。

と書かれております。
なるほど、確かに自分も含めてですが、昇給交渉や、転職の際の条件交渉に長けている日本人は少なそうですね。*1

ただ、もう一つの可能性としては、そもそもその会社では、シリコンバレー標準よりも給与体系が渋めに設定されているのかもしれません。。自分の周囲にもう一度聞いたところ、その会社のそのpositionでは、reasonableな金額であるとのことなので。。いずれにせよ、negotiationの重要性について再認識させられました。。

*1:日本人は、日本法人からシリコンバレー本社への転籍というケースも多いですよね。転籍の場合はsalaryに関するネゴはしづらいような気もするのですが(これがそもそもネゴベタの日本人の発想??)。転籍のケースでもきっちりネゴすればあがるのかな。。