カリフォルニア住民が家で使う言語は英語だけ？
アメリカに住めば、あっという間に英語がべらべらになると思っている人も多いかもしれないが、ここカリフォルニアだとそう簡単にはいかないかもしれない。なんせ英語だけを話す人が思ったより少ないし、英語できなくても生活できてしまうので。。それを裏付ける事例を一つ紹介しよう。今日のSan Francisco Chronicleの朝刊で "English Only ? Not in 43% of state's homes(英語だけ？カリフォルニアの家庭の43%はそうではないようだ)"という記事が。ソースとなっているのが以下の国勢調査。
California S1601. Language Spoken at Home Data Set: 2007 American Community Survey
これによるとカリフォルニアの住民で英語以外の言語を家で使っている人が42.6%もいるそうだ。*1カリフォルニアはアメリカでも外国語(英語以外)を話す人の割合が一番多いそうだ。そして、英語をあまり話せないと答えた人も20%いる。確かに、飲茶食べに行ったりするとまったく英語しゃべれない店員の人が普通にいるので、実感としても20%というのはそんな感じかなーというところだろうか。ちなみに、英語以外の言語で一番よく使われているのがスペイン語で28.5%で圧勝。次点はアジアおよび太平洋諸島の言語(Asian and Pacific Island languages)で9.1%。その次がインド・ヨーロッパ語(Other Indo-European languages)で4.2%。このIndo-European Languagesは聞いたことなかったのでWikiで見てみると。。
http://en.wikipedia.org/wiki/Indo-European_languages
The Indo-European languages comprise a family of several hundred related languages and dialects, including most of the major languages of Europe, the Iranian plateau (Southwest Asia), much of Central Asia and the Indian subcontinent (South Asia). The Indo-European (Indo refers to the Indian subcontinent, since geographically the language group spreads from Europe in the west to India in the east) group has the largest numbers of speakers of the recognised families of languages in the world today, with its languages spoken by approximately three billion native speakers.
インド・ヨーロッパ語族 （インド・ヨーロッパごぞく） は言語の分類の一つであり、サンスクリット語、ペルシア語、トカラ語、ギリシア語、ラテン語、英語、バルト諸語、ロシア語、アルメニア語、アルバニア語などを含む語族である。このほか古代の小アジア（アナトリア）とその他の地域に少数の言語がインド・ヨーロッパ語として認められている。
ということらしい。話が若干それたので元に戻そう。これだけ英語以外の言葉をしゃべる人たちがいるとどうなるかというと、同じ言語文化圏でのコミュニティがあちこちに出来るのである。で、そのコミュニティにいると何とアメリカにいるのに英語を話さずに生活(含む仕事)ができてしまう。もちろん日本語のコミュニティも充実している。mixiのサンフランシスコ関係のコミュニティも非常に充実していて、大抵のことが日本語ででてきしまう。ということで意識して英語に触れようとしないとこっちで生活していても英語があんまり上達しないのである！*2
