アメリカパスポートの申請方法

子供のアメリカパスポートを申請、取得したのでその備忘録を。*1

アメリカは生地主義で国籍を与えるので、アメリカで産まれた子供は自動的にアメリカ国籍が貰える。で、うちの子供もそれに該当するのでついでにアメリカのパスポートを申請することに。

1. 申請場所

日本と違いパスポート申請用の機関や施設があるわけでなく、郵便局(usps)でパスポートの申請ができる。
ちなみに以下のサイトから最寄のパスポート申請を受け付ける郵便局が探せる。

http://usps.whitepages.com/passport

郵便局によっては事前の予約が必要なので注意。今回は最寄で予約の必要でない、Redwood Cityの郵便局で申請した。

2. 申請書類

申請に必要の書類は以下の通り。

  • 申請フォーム
  • 身分証明書
  • 米国市民であることを証明する書類
  • 写真(2枚)

2.1 申請フォーム

以下のサイトよりフォームを埋めていくと申請フォームがPDFで作られるので印刷して持っていけばよい。

http://travel.state.gov/passport/forms/forms_847.html

ちなみに、申請用のフォームは2種類(Passport BookとPassport Card)あるがPassport Bookの方がいわゆるパスポートであるので注意。Passport Cardだと以下にあるように制限があり、飛行機での海外渡航には使えない。

http://www.travel.state.gov/passport/ppt_card/ppt_card_3926.html

Purpose

The new wallet-size U.S. Passport Card is a travel document that can be used to enter the United States from Canada, Mexico, the Caribbean, and Bermuda at land border crossings or sea ports-of-entry. Note that it cannot be used for international air travel. The passport card is more convenient and less expensive than a passport book.

2.2 身分証明書

今回は子供パスポートを申請するので、両親のID(運転免許でOK)が必要である。ちなみに16歳以下の子供のパスポートの申請は両親と本人が一緒に申請に行かなければならないので注意。

2.3 米国市民であることを証明する書類

3つ目の「米国市民であることを証明する書類」だがこどもの出生証明書(Certificate of live birth)を提出する。ちなみに出生証明書は後で返却される。子供が産まれた病院で出生証明書取得のためのガイダンスおよび申請ヘルプをしてくれるなら、その際に申請しておくと便利。


2.4 申請写真

子供のパスポート用の写真だが、今回はデジカメで家で撮影して、以下のサイトで無料でサイズを調整し、近所のスーパーで印刷して申請した。*2

http://www.epassportphoto.com/Wizard.aspx

3. 申請料金

2009年10月時点で、16歳以下の子供は$85 (申請料 $60 + 郵便局の手数料$25)。ちなみに現金かマネーオーダーしか使えない。手持ちの現金がなかったので、同じ郵便局でデビットカードでマネーオーダーを購入した。
料金の詳細も以下のサイトを参照。

http://www.usps.com/passport/

ちなみに、担当してくれたRedwood Cityの女性職員はアメリカに来てから遭遇したお役所系事務方では#1のできる人だった。日本の役所に勝るとも劣らない決め細やかなチェックと手際のよさ。愛想の良さなどを加味すると日本以上のQUALITY OF SERVICEかも。アメリカの役人もすごい人はすごい。

4. 受け取り

受け取りは郵送なので、郵便局には行かなくてよい。4週間ほどかかるかもと言われたが2週間ほどで無事到着。

*1:情報が古い・変更になった等々が考えられるので、実際に申請される際は再度ソース元のサイトを参照してください。悪しからず。。

*2:USBメモリに写真のファイルを入れて近所のスーパーで印刷したが1ドルもしなかった。